通信教育で学べる 国家公務員(1種・2種・3種)
国家公務員になるには、成績主義の原則から、なにより、まず国家公務員採用試験に合格しなければいけません。
国家公務員(一種、二種、三種)の資格勉強は、まず、自分が受けたい公務員の職種をしっかり絞ることからはじまります。
それは、国家公務員の試験は、職務内容や勤務先によって、試験区分が分けられているからです。
一種なら、行政、法律、経済、人間科学、理工、農学であり、二種なら、行政、物理、電気・電子・情報、機械、土木、建築、化学、資源工学、農学、農業土木、林学であり、三種なら、行政事務、税務、技術系、機械、土木、林業といった具合です。
つまり、自分が受験したい職種にまつわる試験区分によって、専門試験で出題される内容がかわってくるのです。
一次の教養試験の一般知識の膨大な範囲もおさえておかなければいけないことを考えると、できるだけ勉強範囲を絞ることはとても重要です。
その点において、公務員試験の対策では、まったくの独学はおすすめできません。
膨大な試験範囲の中から、近年の出題傾向と頻出テーマを整理してくれている業者を上手に利用すべきでしょう。
通学も結構ですが、就職として公務員を考えている場合、ダブルスクールは費用的にも時間的にも制約が厳しいので、通信教育をまず検討してみましょう。
厳選された問題集の質はもとより、時事問題に対応できる会員誌などを発行しているところもあります。
全問正解ではなく、7割正解を目指すのが公務員試験合格のための秘訣です。
そのためには、浅く広くではなく、同じ問題、似た問題を繰り返し解くことによって理解力をつけていかなくてはいけませんから、データベースが整っている歴史あるスクールや通信教育機関は信用が置けます。
また、人事院では、一種の本府省業務説明会や二種の業務説明会各種といったイベントを催しています。
公共のためにやりがいがある仕事として公務員を選ぶ人が多いかと思います。
試験勉強の合い間にモチベーションをより高めるためにも、こうした現場を見学することはとても有効ですし、あいまいなイメージでしかなかった仕事内容を質疑応答などで具体的にすることもできます。
そうすることで、自分の中での公務員志望理由もよりはっきり明確になり、それは、二次試験の人物試験においても役立つことでしょう。