通信教育で学べる 医事コンピュータ技能検定試験(2級・3級)
通信教育で学べる資格として、医事コンピュータ技能検定試験(2級・3級)があります。
カルテの電子化など医療事務の業務効率化のために、さまざまな医療事務業務がコンピュータでデータベース化されてきています。
それだけでなく、電子化・IT化に伴う情報漏えい対策などコンピュータセキュリティに関する知識も含め、コンピュータの技術的な知識が必要とされてきています。
医事コンピュータ技能検定試験は、医療事務に関わるコンピュータの技術を評価する検定試験です。
医事コンピュータ技能検定試験3級は、医療事務コンピュータを利用して、正しくレセプトが作成できるかを問われる検定試験で、操作に必要な情報処理用語やパソコン(PC)のハードウェアの名称やソフトウェアの基本操作などコンピュータに関する基礎知識はもちろん、医療事務に関する一般的な知識が必要とされています。
医事コンピュータ技能検定試験2級は、レセプト電算処理システムや電子カルテ、オーダリングシステムに関する用語などのコンピュータ関連知識や入院に関わる診療報酬点数表の内容理解などの医療秘書の実務に関する問題や、医療機関の組織と運営や医療関係の法規についての問題、医学的基礎知識や医療関連の知識に加え、医療事務に関する問題への理解度を問われます。
医療事務の講座を開いている専門学校などで、医事コンピュータ技能検定試験に関する講座を行っていたり、通信教育を行っています。
医事コンピュータ技能検定試験を取得すると医療機関への就職に有利になります。
コンピュータを利用した医療事務という業務を行う仕事ですが、医療事務という業務を通じて、医療に貢献するというやりがいに加え、自分自身や家族の医療費計算やレセプト開示の際に役に立ちます。
医事コンピュータ技能検定試験は、年に2回行われており、合格率は3級で70%程度、2級で60%程度だと言われています。
勉強期間は、1年程度が目安になります。