通信教育で学べる 医療秘書技能検定(2級・3級)
通信教育で学べる資格として、医療秘書技能検定(2級・3級)があります。
医学の進歩にともない、医療の専門化や分業化、メタボリックシンドロームなどの潜在的な患者の増大や2008年4月から実施される『特定健康診査(特定健診)』に伴う患者増大の懸念など、医療機関内での事務処理される仕事量は増える一方です。
特に電子化されてきているレセプトの作成方法や電子カルテの管理など、医療事務に精通した有能な人材が必要とされてきています。
医療秘書技能検定3級では、医療秘書として一般的な業務を遂行できる知識や技能を評価されます。
医療秘書の役割やマナーの基礎や機密保持の重要性への理解などの医療秘書実務、医療機関の組織と運営、医療関連法規に関する基礎知識、人体解剖・生理の基礎知識、一般的によくある病気に関する主な原因や症状、診療に関する知識、検査や画像診断の名称などの医学的基礎知識や医療関連知識と医療事務に関するさまざまな分野の基礎知識など、知識と技能、一般的な業務に関する知識を問われます。
医療秘書技能検定2級では、3級で問われた基礎知識に加え、医療秘書として指示されたことを的確に実行できる判断力、行動力、コミュニケーション技法やプレゼンテーションに関する知識、文献や資料に対する管理能力も問われ、医学的知識に関しても、器官や臓器の機能の解剖や生理の知識も必要とされます。
そのため、医療秘書として、複雑な業務も遂行できる人材としての能力を評価されることになります。
医療秘書技能検定試験を取得すると医療機関への就職に有利になります。
医療事務という業務を行う仕事ですが、医療事務という業務を通じて、医療に貢献するというやりがいに加え、自分自身や家族の医療費計算やレセプト開示の際に役に立ちます。
医事秘書技能検定試験は、年に2回行われており、合格率は3級で70%程度、2級で45%程度だと言われています。
勉強期間は、1年程度が目安になります。