初生雛鑑別師

初生雛鑑別師とはニワトリの卵から、かえったばかりの、ひよこの、オス、メスを分類する技術を有する特殊技術者のことです。

ヒナ鑑別師を養成する機関は、日本にただひとつ、社団法人畜産技術協会の初生雛鑑別師養成所（名古屋市）です。

ヒヨコの性別鑑定は殆どが大規模な商業目的の孵化場で行なわれ、そこでは雌雄で違う餌の与え方がされ、雌は商業目的のために卵を産み、一方で雄は殆どが肉として売るために肥育される。

ヒヨコの雌雄を区別することによって早くからヒヨコへそれぞれの商業的役割に相応しい餌を与えられる。家禽産業の異なった部分では様々な理由でニワトリの性別を区別する。
鶏卵を生産するファクトリーファーム（工業農場）で雄は不要で、雌雄の血統の分離が、食用の雑種の鶏を生産するために保たれ、間違った性別は両方で不要である。

不要な性別のヒヨコを早期に除くことはコストを削減する。


入所資格：
２５歳未満で、高卒以上。

受験資格：
予備試験は鑑別師養成所の初等科、補修科、特別研修科を終了した者、高等考査は予備試験の合格者に限り、海外斡旋鑑別師考査は高等鑑別師の登録を受けた者である。

入所資格は25歳以下で高校卒業、または同等以上の資格のある者、身体強健で、視力1.0以上（矯正可）、色盲でない者


試験内容：
毎年３月に実施。

初等科・特別研修科を経て研究生として鑑別経験を重ね、高等審査に合格すると資格を得ることができる。

【問い合わせ先】　

社団法人畜産技術協会　

〒113−0034　
東京都文京区湯島3-20-9 緬羊会館内

電話番号　03−5807−8275

消費生活専門相談員

消費生活相談員は、国・ 地方公共団体などが行う消費生活相談業務に携わる相談員を育成するために１９９１年から実施されている資格制度です。

法律・経済・商品などについての知識と、消費者からの相談に対応する能力が求められる。

試験は、第1次と第2次があり、国民生活センターから発行される月刊誌『国民生活』（例年２月号）に掲載される前年度の試験問題に目を通しておくのは有効だろう。

資格の有効期限は５年間だが、所定の手続きで更新できる。

内閣総理大臣の認可事業となっている。


公的資格

受験資格：
学歴、年齢制限なし

試験内容：
１次試験
２次試験

【問い合わせ先】　

国民生活センター資格制度事業局

TEL：042-758-3164

消費生活アドバイザー

消費者と企業のパイプ役として、消費者の苦情相談に応じたり、 ニーズを企業や行政に伝えていくのが仕事です。

受験資格には特にないものの、実務経験のない人には、 試験後実務研修を行うことで資格を取得できる。

消費生活アドバイザーとは、企業活動と消費者利益との調和を図る必要性から、消費者と企業を結ぶ掛け橋的存在として「消費者と企業のパイプ役」というキャッチフレーズのもとに、1980年に通商産業大臣認定の公的資格として誕生したものです。

企業側には、消費者としての視点から商品やサービスに対してのアドバイス、消費者側には、正確な商品知識を伝えることが大きな役割であり、企業や自治体の一員として、または独立して活躍しています。

消費生活アドバイザーは、企業内の消費者対応窓口などでは企業の立場から消費者に対応し、自治体や行政（消費生活センターなど）では消費者の立場として対応していますが、その他にも、企業や行政の依頼によって活動する独立した個人やグループ、非営利の研究会なども存在します。

（財）日本産業協会は、この試験実施団体となり、昭和５５年（1980年）から消費生活アドバイザー試験を実施しています。


民間資格

受験資格：
学歴、年齢制限なし

試験内容：
１次試験
２次試験面接

【問い合わせ先】　

（財）日本産業協会

TEL：03-3256-7731