非破壊試験技術者資格試験

非破壊試験とは 、貯槽タンクや圧力容器のような構造物は、永年使われていると劣化が進み、いつかは壊れて廃棄しなければなりません。

しかし、これらは保守検査によって適切に管理すれば寿命を長くし、安全に使いつづけることができます。

この保守検査に使われるのが非破壊試験です。

非破壊試験とは、構造物をそのままの状態で、外側から診断して危険な欠陥がないかどうか、あるいは板厚があとどの位残されているかを評価する試験方法をいいます。

この保守検査には資格が必要になります。


非破壊試験技術者資格試験とは、使用されなくなった製品や建物が安全かどうか、物を壊さずに内部の傷や劣化状態を検査する技術の事。

非破壊試験技術者資格試験とは、超音波検査や放射線検査など金属や構造物の探傷検査としてハイテク技術を使って検査をする技術者の技能を認定する資格試験です。

２０種類以上に分かれた資格の種類とレベルがあり、（社）日本非破壊検査協会がそれそれ認定しています。

技術者は、構造物検査や品質保証などの分野で活躍しています。

専門の技術者のニーズはたかく、転職や就職に資格取得は有利と言えます。

＜補足＞

平成13年４月に非破壊検査技術者の技量認証制度が「JIS Z 2305（非破壊試験-技術者の資格及び認証）」として制定されました。

弊協会では、昭和50年より非破壊検査技量認定制度を開始し非破壊検査技術者の育成を 行ってまいりましたが、平成15年度よりJIS　Z　2305に基づく「ガスプラント非破壊検査技術者 技量認定制度」を開始いたしました。

この制度はガスプラントにおける設備診断が可能な非破壊検査技術者を育成することにより、 ガスプラントの保全の確保及び保守管理技術の向上を目的としております。

また、（社）日本非破壊 検査協会（JSNDI)との相互認証を継続し、検査技術者が幅広い分野で検査を行うことができる メリットを持つ制度でもあります。



民間資格

受験資格：
学歴、年齢制限なし

試験内容：
１次、筆記。
２次、実技。


【問い合わせ先】　

（社）日本非破壊検査協会

TEL：03-5821-5104