児童自立支援専門員

児童自立支援専門員とは、不良行為や家庭環境上の事情で生活指導を必要とする子どもに適切な指導をし、 自立を支援する人材のことです。

児童自立支援専門員・児童生活支援員とは、もともと「教護・教母」の名称であったものが1998年にそれぞれ改められたものです。

喫煙や飲酒、窃盗なとの非行に走ったり、または走るおそれのある児童や、保護者の監護が適切でない家庭環境にある児童が入所する児童自立支援施設で、児童の生活学習・職業指導を行い、社会的な目立を支援するのが児童目立支援専門員、生活支援を行うのが児童生活支援員の仕事です。

具体的には、家庭舎と呼ばれる寮に住み込み、一般の家庭に近い小集団のなかで児童と寝食をともにしながら、親代わりとなってさまざまな指導を行います。

加えて医師や教員とも協力し、退所してからも集団生活に耐えうる強い人間に成長していくよう援助します。

少年非行が増加するなか、その役割はますます大きくなると考えられます。



公的資格

受験資格：
学歴制限

児童自立支援専門員

1.児童自立支援専門員養成施設の卒業者

2.大学で心理学、教育学、社会学のいずれかを修めて卒業し、１年以上児童自立支援事業実務を経験した者

3.高校等卒業者で3年以上の実務経験者

4.小・中・高校の教員免許所持者で１年以上の実務経験者

5.厚生労働大臣または都道府県知事が認定した学識経験者



試験内容：
１次、２次試験。

〔１次試験〕学科（国語、数学、英語、一般教養、心理検査）
〔２次試験〕小論文、面接、身体・体力検査

問い合わせ先参照

【問い合わせ先】　

各都道府県、市区町村の福祉担当課

養成施設：
国立武蔵野学院附属児童自立支援専門員養成所
TEL：
048-878-1260