診療報酬請求事務能力認定試験

医療機関の診療報酬請求事務の能力を認定するもの。

医療機関の収入の大半は健康保険などで支払われます。

この、健康保険によって支払われる費用の請求を担う仕事が診療報酬請求事務です。

計算能力が必要なのはもちろんのことですが、医療に関する専門的知識が求められます。

高齢化に伴う医療費の増大により、保険点数の計算や診療報酬明細書（レセプト）の作成といった診療報酬請求事務従事者のニーズが高まっています。

この仕事に従事する際に、必ず診療報酬請求事務能力検定の資格が要るというわけではありませんが、求人の多くが資格取得者を対象としているため、持っている方が就職に有利な場合が多いというのが実情です。




民間資格

受験資格：
学歴、年齢制限なし

試験内容：
医科と歯科の２種類がある。

医科・歯科に分け、それぞれ学科試験と実技試験を実施。

学科試験

・医療保険制度等
・公費負担医療制度
・保険医療機関等
・療養担当規則等
・診療報酬等
・薬価基準、材料価格基準
・診療報酬請求事務
・医療用語
・医学の基礎知識
・薬学の基礎知識
・医療関係法規
・介護保険制度


実技試験
・診療報酬請求事務の実技




【問い合わせ先】　

（財）日本医療保険事務協会
TEL：
03-3252-3811

医療保険士

医療保険や、医療事務に関する基礎知識、実務能力を身に付けるための認定試験。

医療事務教育講座を受け、修了検定に合格すると医療保険士に認定される。

医療保険事務は診療報酬の点数を算定し、レセプト（診療報酬明細書）を作成して保険者に請求する仕事です。

調剤報酬事務が薬局内での調剤に限られているのに対し、医療保険事務は医療機関内のすべての診療行為が対象になります。


本学の医療保険事務コース受講後、修了検定試験合格で取得できるのは、医療保険学院が認定する民間資格「医療保険士」です。



民間資格

受験資格：
医療保険学院の主催・認定団体が実施する通信講座または通学講座の修了が条件。
講座受講（通信教育での学習が可能）


試験内容：
自宅受験


受験料：
通信・通学講座修了者の第1回目の受験料は無料
再受験料は4,000円（在籍期間内であれば何度でも受験可）

【問い合わせ先】　

医療保険学院
TEL：
03-3832-6214

医療事務管理士

医療事務管理士とは、受付事務、会計業務、カルテ管理など医療事務に必要な専門知識、事務能力を判定する資格です。

医療事務の業務は多岐にわたる。また、カルテ内容から治療費を計算したり、保険請求分の請求書（レセプト）を作成するにあたり、診療報酬制度や医学・薬学などに関する深い知識が必要とされる。

こうした医療事務に関する知識や技能を認定するため、技能認定振興協会では年6回、試験（実技・学科）を実施。

合格者には「医療事務管理士」の称号が与えられ、認定合格証が交付される。


３５年以上実施されている。


民間資格

受験資格：
学歴、年齢制限なし

専門的な知識が必要とされるため、日本医療事務センターや各種専門学校などで医療事務関連課程を履修することが合格への近道。

試験内容：
学科、実技両方あり、医科と歯科に分かれる。

･学科・・・１時間
?法規
?医学一般
?保健請求事務

･実技・・・３時間
?外来の診療報酬明細書の記載
?入院の診療報酬明細書の記載
?医療保険の給付範囲、区分ごとの扱い
※診療録より点数を算定


受験料：
６,０００円（税込み）


【問い合わせ先】　

技能認定振興協会
TEL：
03-3864-3559