ビジネス能力検定（B検）

ビジネス能力検定（Ｂ検）は、社会人に必要な仕事の能力を客観的に評価する検定試験です。

業種・職種を問わず、社会人に必要な基礎能力を評価する３級、一人前の職業人としての仕事の実践力を評価する２級、ビジネスリーダーとしてのマネジメント能力を評価する１級の３つのグレードから構成されています。

試験問題は産学の人材教育の専門家が社会情勢や経済動向の変化を踏まえ、企業への調査結果を取り入れながら、今求められている能力、スキルを出題しています。

Ｂ検は、ビジネス能力のスタンダードとして、就職対策やキャリアアップの指標としてはもちろん、ビジネス教育プログラムとしても活用されています。平成７年、産学協同により生まれ、これまでに70万人が出願、42万人の合格者が社会で活躍しています。



公的資格

受験資格：
学歴、年齢制限なし

試験内容：
１級〜３級まで各レベルごと。

2級、3級は筆記試験（マークシート、記述）。

1級は一次試験が筆記で、二次試験が小論文・面接。

3級は、これから社会人になる人や新入社員を対象に、社会常識やマナーを中心に円滑な人間関係を保つためのビジネスの基礎的能力を評価する。

2級は、会社の中堅幹部を目指す人に必要な情報収集、文書能力、積極的なコミュニケーション能力を評価する。

1級は、組織人としてリーダーを目指す人の情報分析・活用能力、プレゼンテーション、ビジネス交渉能力などを評価する。


受験料（税込）：
１級：６，０００円
２級：３，８００円
３級：２，８００円

合格率：
１級／12％　２級／36％



【問い合わせ先】
　
（財）専修学校教育振興会検定試験センター
TEL：
03-5275-6336

ビジネス・キャリア制度

ビジネス・キャリア制度とは、営業、経理、人事などホワイトカラーのビジネスパーソンを対象に、職種ごとの専門知識・技術向上を支援し、習得した知識・技術を認定する制度です。

厚生労働省が発足させ、中央職業能力開発協会が試験を主催、認定を受けた民間スクール等が教育訓練を実施しています。

ビジネス・キャリア制度の試験は、「人事・労務・能力開発」「経理・財務」「営業・マーケティング」「生産管理」「広報・広告」「法務・総務」「物流管理」「情報・事務管理」「経営企画」「国際業務」の10分野で、それぞれさらに細分化されたユニット単位で行われます。

試験時期は10月と3月。受験資格があるのは、所定の教育訓練修了者か実務経験者となっています。



公的資格

受験資格：
要実務経験

試験内容：
１０分野に分かれる


受験料（消費税込み）：
2000円

受験料は1ユニット2000円。
ユニット数は1分野6〜26。
認定教育訓練の受講料は1ユニット8100円〜。


【問い合わせ先】　

中央職業能力開発協会
TEL：
03-5800-3473

簿記実務検定

全国商業高等学校協会が主催する資格検定試験。簿記実務検定は、文部省が後援している資格試験で、１級〜３級があり、商業高校生に限らず、誰でも任意の級を受験できる。

検定内容は、１級は会計（商業簿記を含む）と工業簿記、２級・３級は商業簿記となっている。



民間試験

受験資格：
学歴、年齢制限なし

試験内容：

1級
原価計算：製造業における原価計算と記帳
1、原価と原価計算　
2、費目別計算　　
3、部門別計算　　
4、製品別計算
5、製品の完成・販売と決算　　
6、原価情報の活用

1級
会計：取引が生じた際の高度な会計処理・財務諸表の作成とその見方
1、2，3級までの1〜4、のほかに下記を追加
5、企業会計の基礎　
6、資産の評価　
7、損益計算　
8、財務諸表の分析

2級
特殊な取引と株式会社・本支店間の取引の記帳、決算まで
1、3級の1〜4をベースに
2、割賦販売、手形、法人税を追加　　
3、3特殊仕訳帳、伝票の集計などを追加　　
4、有価証券の評価などを追加

3級
個人企業などにおける取引上の記帳から決算までの基礎的な簿記知識
1、簿記の基礎　　
2、取引の記帳　　
3、帳簿と伝票　　
4、決算


【問い合わせ先】　

（財）全国商業高等学校協会
TEL：
03-3357-7911