通信教育で学べる 危険物取扱者
危険物取扱者の資格は、化学関連の業務に関わる人にとっては、ぜひ取っておきたい国家資格といえます。
危険物取扱者とは、そもそも、危険物を取扱う、そして、その取扱う現場に立ち会う時に必要になる資格です。
一番身近なものとしては、ガソリンスタンドが挙げられます。
別に危険物取扱者の資格をもっていなくてもアルバイトをすることはできますが、有資格者ですと、手当てがつく場合があります。
そして直接現場で、業務に関わらなくても、石油関連の塗料や燃料などの製造業に興味があるのでしたら、基礎知識として、資格をとっておくことは、とてもおすすめです。
就職、転職の際の自己PRにもなりますし、基本的な危険物の知識の裏づけが、普段の業務をも心強く支えてくれることでしょう。
危険物取扱者の資格には、甲種、乙種、丙種の三種類があります。
危険物は全部で6種類に分けることができるのですが、その6種類全部を扱えるのが甲種であり、その6種類のうち、選択した種類だけを扱えるのが乙種、丙種です。
甲種は、試験を受けるのにいくらか実務経験や、大学での履修といった条件が必要になりますが、乙種、丙種は、誰でも受験することができることから、資格勉強のターゲットとしては、甲種でなく、乙種、丙種が一般的です。
高校の化学、物理が得意だった人なら、あとは法令中心に、参考書だけでも合格は可能です。
ただ、あまり理系科目が得意でないという場合には、勉強スケジュールも整っていて、初学者向けに専門用語をかみくだいて説明してくれている通信教育がおすすめです。
出題傾向も研究された上でテキストが出来上がっていますし、試験前には模擬試験も受けることが出来るので、地道にテキストをこなしているなら、必ず努力が報われる資格といえます。
ただ、どうしても化学、物理が苦手という場合は、丙種なら、その内容が免除されているので、よりハードルは低いです。
衛生管理者とは、環境測定や健康診断のデータに基づいて労働者の健康を守り、安全・ 衛生のエキスパートとして認定されている国家資格。
衛生管理者は、労働安全衛生法において定められている、労働条件、労働環境の衛生的改善と疾病の予防処置等を担当し、事業場の衛生全般の管理をする者です。
一定規模以上の事業場については、衛生管理者免許、医師、歯科医師、労働衛生コンサルタント等の免許、資格を有する者からの選任が義務付けられています。
衛生管理者免許には、業務の範囲が広い順に、衛生工学衛生管理者、第一種衛生管理者、第二種衛生管理者の3種類があります。
国家資格
受験資格:
学歴制限あり
試験内容:
第一種、第二種。
学科試験のみ
第1種衛生管理者
a.労働衛生(衛生管理体制、作業管理、健康管理、救急処置など)
b.関係法令(労働基準法、労働安全衛生法など)
c.労働生理(人体の組織及び機能、疲労及びその予防など)
特例第1種衛生管理者
a.労働衛生(有害業務にかかわるものに限る)
b.関係法令(同)
第2種衛生管理者
a.労働衛生(有害業務にかかわるものを除く)
b.関係法令(同)
c.労働生理
【問い合わせ先】
(財)安全衛生技術試験協会
TEL:
03-5275-1088
緑の安全管理士とは、農薬の安全で適切な使い方を指導できる人材で、 特に農薬の販売や使用場面における安全管理で信頼性が高い資格です。
「緑の安全管理士」は、病害虫・雑草の防除に関する高度な知識・技術を取得し、農薬の安全・適正使用の普及、指導・監督を行います。
試験は、「認定研修」とのセットで行なわれます。
「農耕地分野(9日間)」、「緑地・ゴルフ場分野(3日間)」の二つに分かれており、どちらかを選択、あるいは両方を受講します(日程が異なるので、両方受講しても問題ありません)。
資格の有効期間は5年で、その5年の間に管理士会支部大会に3回以上出席していれば、資格の更新が可能となります。
一般にはあまりなじみのない資格かもしれませんが、有資格者を配置している企業は、信頼性向上に役立てることもできるため、業界内での注目度は、かなり高いものがあります。
民間資格
受験資格:
講座受講、業務経験等必要。
実務経験不問:
農薬管理指導士、防除指導員など
実務経験2年以上必要:
獣医師、薬剤師など
詳細については、社団法人 緑の安全推進協会をご参照ください
また、資格認定研修の出席が必要です。
農耕地分野:9日間
緑地・ゴルフ場分野:3日間
それぞれ、研修の修了後に試験があります。
試験内容:
3日間の研修の最終試験に合格することで取得できる。
【問い合わせ先】
(社)緑の安全推進協会事務局
TEL:
03-3231-4393