自衛隊生徒

自衛隊生徒とは、中学卒業者を対象として、自衛官としての専門技術を学ぶ制度。

高等学校普通科と同等の教育が受けられ、修了時には高等学校卒業の資格を取得できる。

＜自衛隊生徒とは＞

科学技術の進歩が著しい現在、自衛隊においても常に現代科学の粋を集めた装備が各分野で使われています。

これらの優れた最新装備を扱う扱うためには、専門的な知識と技術が必要であり、自衛隊生徒制度はこのような観点から、特に素質の優れた若い人たちを専門技術者として養成するために、中学校卒業者を対象に採用する制度です。

入隊と同時に3等陸・海・空士に任命され、4年間の教育の間に2士、1士、士長と昇任し、教育修了時3等陸・海・空曹に昇任します。


国家資格

受験資格：
日本国籍、１５歳以上１７歳未満の男子。

試験内容：
１次：筆記、
２次：口述試験、身体検査、適性検査。一月。

【問い合わせ先】　
防衛庁陸上幕僚監部人事部募集課
TEL：03-3268-3111（内線40324）

女性自衛官２等陸・海・空士（女子）


自衛隊の各部隊に所属し、精力的な活動を行なう自衛官には、男性だけでなく女性も多い。

男性の仕事場と思われがちではあるが、自衛隊の職域は非常に幅広いため、女性が男性以上に能力を発揮し、評価される場も多い。

陸上、海上、航空の3つの部隊に分かれ、普通科、機甲科、射撃、航空管制、警戒管制などがある。

自衛隊の各部隊には、さまざまな職域があり、あらゆる分野で女性の立場から自衛隊活動を実施する。

国家資格

受験資格：
日本国籍、１８歳以上２７歳未満の女子。


女性自衛官2等陸・海・空士の試験日程
9月下旬。

女性自衛官2等陸・海・空士の応募倍率・難易度
4.9倍。

女性自衛官2等陸・海・空士の収入・年収
月収　15万円〜。

女性自衛官2等陸・海・空士の資格に向いているタイプ
社会に貢献したい人。
国民の安全を守りたい人。


試験内容：
筆記、口述試験、適性、身体検査。

【問い合わせ先】　
最寄の自衛隊地方連絡部か 防衛庁陸上幕僚監部人事部募集課
TEL：03-3268-3111（内線40324）

海上・航空自衛隊航空学生

自衛隊には、それぞれの目的に応じた航空機が配備しており、要撃戦闘機などのパイロットになる。


＜航空学生とは＞

航空学生とは、高校卒業又は中等教育学校卒業者（見込みを含む。）、高専3年修了者（見込みを含む。）及び高校卒業と同等以上の学力があると認められる男女を対象にした、海上自衛隊・航空自衛隊のパイロット等を養成する制度です。

入隊後は「航空学生」として、全員が学生宿舎で規則正しい団体生活を送りながら2年間の基礎教育を受け、続いて飛行訓練を中心としたそれぞれの段階の操縦課程に進みます。

＜海上自衛隊航空学生＞

山口県下関市の東端に位置する「小月教育航空群」に入隊し、約4年間の教育、飛行訓練を経てパイロットや戦術航空士の資格を取得します。

その後、部隊で約2年間の訓練を積み重ね幹部に任官します。
※戦術航空士・・・（Tactical Coordinator）通称タコーと呼ばれ、戦術飛行の中心的役割を果たします。


＜航空自衛隊航空学生＞

瀬戸内海を望む山口県防府市にある第12飛行教育団に入隊し、約2年間、座学を中心とした基礎教育を受けます。

教育修了後、飛行幹部候補生として2年間の飛行訓練を中心とした操縦課程を経て、パイロットの資格を取得。その証として「ウイングマーク」を授与されます。

さらにその後約2年間、部隊等で戦闘機、輸送機、救難機等に分かれて教育訓練を受けて、各部隊に配属されます。


国家資格

受験資格：
日本国籍、１８歳以上２１歳未満で、高卒または卒業見込み者含む。

試験内容：
１次：筆記、適性。
２次：身体検査、口述試験等

【問い合わせ先】　
防衛庁海上（または航空）幕僚監部人事　教育部人事計画科募集班
TEL：03-3268-3111